風船と少女
少女の持っていた風船は離れていっているのか
あの風船は少女の所に舞い戻って来ているのか
引き渡しの時に、そんな話でこの建物は完成を迎えます。
久々のblog
新しい展示場についてちょっと。
施工してくださったのはオカダハウジングさん。
建ててもらいたいって依頼させて頂いた時のイメージはこんな感じ。
今のままのスタイルでは窮屈な環境。
もっとお客様にくつろいでもらいたい。
商談や納車もゆったりした空間でできればな。
そんな想いはあったのだけど、どう表現したら良いか自身決まっておらず、漠然と依頼しました。
「わかったよ」と返事をもらいますが
「葵くん、ビジョンはどうなの?建てるのはすぐ出来るけど、目指してるものがはっきりしていないと意味がないよ」
そんなやりとりをしました。
ーブランディングー
マーケットはどこなのか、ターゲットは誰なのか、自分の立ち位置はどこなのか。。
建物を建てる事より、なんのために建てるのか。そこをしっかり組み立てた方が良いとアドバイスを頂きました。
あくまでアドバイス。
答えをくれる訳ではありません。
導き方と考える時間を与えてくれます。
やりたい事と建てたいカタチのパズルがまだチグハグです。
なので、すぐには建ちません。
数回の打ち合わせの後、導き出したのは
【心地よさ】
それを人•風•時間の3つに細分化します。
【人】人とのコミュニケーションの心地よさ
【風】バイクに乗って感じる心地よさ
【時間】自分と向き合える時間の心地よさ
そこが決まると、ここからは加速します。
ビジョンが決まると、これはこうだからこうよね、それならこうしようか。
それならロゴも変えようか。
テーブルやライトもこんな感じで。
みたいな感じで、トントントンと事が決まりだします。
そして迎えた引き渡しの儀式
(たぶん儀式ではない)
冒頭のバンクシーの「風船と少女」
引き渡しの時に、この画をプレゼントして頂きました。
これを壁に掛ける事で、この建物(パズル)のピースが埋まりました。
【少女の持っていた風船は離れていっているのか
あの風船は少女の所に舞い戻って来ているのか】
あの頃バイクに乗っていた気持ちは離れていったかもしれないけど、またあの頃に戻ってバイクに乗ってみようか。。。
バイクだからこそ戻れる「時間」があります。
そして、最後にこう締めくくってくれます。
ーあの風船は、お父さんから葵くんに繋ぐ風船ー
いちいちカッコいいフレーズの連打をお見舞いされました。
【自分探しの旅のお手伝い】
人は皆、ONとOFFの自分がいます。
気持ちをONにして新しい出会いを探したり、はたまた休日にOFFにした自分の時間を没頭してみたり。。
バイクに跨ってスイッチをONにする人OFFにする人。さまざま。
そのスイッチの切り替えで気付く自分がいたりします。
みな自分探しの旅の途中。
旅の途中に寄ってもらえたらな。
そんな旅のお手伝いをしたいと思います。
そして、これからも必要とされるバイク屋であろうと思います。