尻上がり⤴︎
このニュアンス
文章で、うまく伝わってくれれば幸いです。
なんの変哲も無い西条弁が
1つスパイスを加える事により
劇的に
親密感が増す
そんな話し方があります。
例文
「秋になったけん
キャンプでもしょーかおもて
寝袋買いに行こかおもたら
売り切れとったんよ」
これを題材に説明します。
初対面でも、グッと近い距離に引き込む話し方にするには。
それは、
半疑問形。
文節の末尾を上げて喋ります。
実際に
半疑問形で末尾をあげて
⤴︎
を付けて声に出して言ってみます。
「秋になったけん⤴︎
キャンプでもしょーかおもて⤴︎
寝袋買いに行こかおもたら⤴︎
売り切れとったんよ⤵︎」
※最後の語尾は下げます。
普段、何気なく会話をする中で、出会った事ないですか?
ー初対面でも距離感を感じさせないー
ー結構、土足でグイグイくるー
ー泥臭い感じの喋り方ー
共通しているのは、大体文節の末尾が尻上がりの西条弁です。
(周りに、こんな喋り方の「おいさん」いませんか?)
効果としては、半疑問形を用いることによって、自分の話が続くことを相手に示すという効果を得られます。
そこには距離感が感じられず、強引に「入られた」感の印象を持たせやすいので、やり過ぎると不快感を与えてしまいます。
ですが、この距離感を巧みに使いこなせる上級者になると、初対面でも、あたかも親戚のおいさんと話をしているような親密感を与えてくれます。
不思議です。
普段からそうされている方は気付かれてないかもしれませんが、
素人が意識してこれをやってみると案外難しいのです。
そして、面白いのです。
花山も⤴︎
これから西条の⤴︎
おいさんになるんじゃけん⤴︎
みんなと距離縮めよおもて⤴︎
頑張ってみよ思んよ⤵︎
伝わるかなー
伝わんないかなー。